BARRY BRICKEN

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    バリー・ブリッケンは1944年にアメリカのバルティモアで生まれ、メリーランド大学を卒業。
    在学中からお洒落に人一倍興味があったせいか、ブルックス ブラザーズやポール・スチュアートといったトラッドアイテムを愛用していたという。
    バルティモアは当時から繊維縫製工場が多く、大学卒業後は彼の父が経営するトラウザース(ズボン)の工場を手伝っていた。
    その頃から最高級トラウザースを自社で作れないか、パターンから資材まで色々なパンツをばらし研究に没頭していた。
    完成したトラウザースのサンプルを持ってニューヨークに向かい、百貨店やスペシャリティーショップのバイヤーに売り込んだそうである。
    60年代にボルチモアにトラッドショップをオープン後、自社のオリジナルレーベルとして「トラウザーズ・バイ・バリー」を発表し、
    トラウザーズブランドとして本格的にスタートした。
    70年代に入るとポールスチュアートやブルーミングデールズなどの高級店舗とビジネスがスタートしたが、社交的な性格ではなかったため、
    日本でその名が知られるようになったのも遅く、1980年代半ば以降となる。当時のセレクトショップで取り扱われるようになり、
    作りの丁寧さと頑強さが次第に評判になりチノーズの頂点を極めることになる。当時これほどしっかりと作られたチノーズはほとんどなかった。
     さて、現在のバリー・ブリッケンを見てみると、さすがによくできている。内股には補強布(シック)が付けられ、
    腰ポケットの上下にバータックが施され、ベルトループもウエストバンドに流し込み、縫製は全て両割で丁重にプレスされている。
     細かなことだがウエストバンド(腰帯)が2つのパーツに分かれていて、ヒップの縫い代もアイロンで割られている。
    これはスーツなどのドレスパンツと同じ作り方で、意外とチノーズでこの作り方をしているブランドは少なく、
    とくに安価なものはジーンズと同じ仕様が多い。 そんなチノーズのコーディネートを考えてみると、やはりプレッピースタイルということになる。
    '80年当時のオリジナルプレッピーのファッションリーダーだったウディ・アレンっぽい、どこかノンシャランとした着こなしを参考にしたい。
    シャツはオックスフォードのボタンダウンで、足元はダーティーバックスやグローブレザーのローファーというのはどうだろう。

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