QUODDY TRAIL MOCCASIN / 501BRUCHER / BROWN CXL
なぜアメリカ製のモカシンに拘るのか、一言で言うと同じような形ですが、他の国で作られたモカシンと全く別物のフィッティングだからです。
スニーカーと違い自分の足型に伸ばしていくモカシンはジャストサイズを選び、履き続けることで自分の足型に馴染んでいきます。
それは職人さんが革の伸びる方向や、逆に伸びない革を熟知しているので要所により使い分けることで、最高のフィッティングが得られます。
モカ部分の縫い合わせも耐久性とフィット性を両立するためにあえて強弱をつけており、プラグサイドとモカサイドではステッチの間隔を変えてあります。
マシーンステッチのような均等なステッチングではないのでアメリカンハンドソーンは似て非なるものなのです。
その中で一番基本となるのがこのChromexcel Brownの Brucher Moccasinではないでしょうか。チノパンから5ポケットジーンズまで合わせられ
Vibram社に別注したキャンプソールは硬く減りづらく、また雨天でも滑りづらいソールになっています。
Chromexcel
Made in USA
COLOR : BROWN
Chromexcel
Made in USA
COLOR : BROWN
<QUODDY TRAIL MOCCASIN>
100周年を超えたL.L.ビーンのモカシンやビーンブーツを作り続けてきたハンドソーンモカシン専業メーカー
15年ほど前に初めてQuoddyを輸入した時は現地のリテールプライスは130ドル前後だったと記憶してますが、
その頃はハードソーンメーカーも今よりは多くメイン州に点在してましたが、デジタルな時代において靴職人になりたいと思う人は少なく
、高齢の職人さんは技術はありますが体力的に厳しく引退する職人さんが後を絶たないため、多くの工場は 代替わりのタイミングで工場を閉めてしまいました。
そんなアメリカ製品はどの商品にも言えますが、急激な人件費や資材の高騰により現在では倍以上の価格になってしまいました。
価格高騰に耐えられなくなったQuoddy以外のハンドソーンメーカーはモカシン製造をやめるかメキシコやブラジル・インド・中国に生産拠点を移し
現在も製造していますが、頑なにアメリカ製を貫いているQuoddyは、まさに世界遺産とでも呼びたくなる数少ないmade in U.S.A.のハンドソーンモカシンです。